タイプ別・シンプルな部屋の作り方

Aya F. Aya F.
Интерьер DG, INT2architecture INT2architecture غرفة الاطفال
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シンプルな暮らしは、近年の断捨離ブームもあって多くの人の憧れなのではないでしょうか。いざそうしたいと思ってみても、部屋のどこから手を付けていいのやら、と途方に暮れてしまう人もいらっしゃるのでは?そこで、簡単には始められない!と思われる方のために、今回はシンプルな部屋作りのためのちょっとしたコツ、実例を集めてみました。

部屋の壁をなくして開放的でシンプルに

シンプルな部屋作りといっても、いろいろ方法があります。とにかく物を減らすというのも一つの方法ですが、こちらのように家の造りをシンプルにしてしまうことで、すっきりさせるのもまた一つの手。築25年のマンションをリノベーションしたこちらのお宅は、南北に長い形状と住宅密集地ゆえの採光の難しい環境の中、できる限り光を取り込み開放的に、と手が加えられました。その結果、空間をあまり仕切ることなく床の段差もフラットな家になりました。壁がないだけで家はずいぶんすっきりとなるものなのですね。

Photo: Ippei Shinzawa

ミニマルな造りの家

ミニマルな造りの家は、すっきりとさせるには最適な環境かもしれません。こちらの戸建ては、子供が描くような典型的な「おうち」の形をしていますが、屋根の部分を木製で、その下の部分が樹脂モルタルの外壁でできたとてもモダンな家です。内装は極力無駄なものを省いた、といった印象。壁面のくぼみに棚や仕事をするためのデスクスペースが埋め込まれていて、中央の空間は広々といろんな用途に使えるようになっています。こんなスペースなら、物を詰め込んでしまっては美しさを損ないそうと思って、シンプルな暮らしができそうですよね。

Photo: Kai Nakamura

コンパクトでシンプル、収納もたくさんの部屋

住まいをシンプルに見せるコツのひとつは、物を見えないところに収納すること。いわゆる隠す収納でずいぶんすっきりと魅せることができます。とはいえ、棚が部屋のあちこちにあるとそれだけでちょっとした圧迫感になることも。そんな問題を解決してくれるのがこちらの空間。右手の窓際には木の棚に囲まれたソファースペースが。夜はベッドとして使われるこの空間の周りはすべて収納スペースになっています。ベッド下はもちろん、本棚が天井までぐるりと取り囲んでいます。右手の木の扉を引き出すと、服がたくさん掛けられる大容量のクローゼットが!これほど収納があると、何もかも隠してしまえそうですね。

生活感を抑えたキッチン収納でシンプルキッチン

なるべく物を減らそうとしても、どうしても増えてしまうのがキッチン。持つものを抑えつつ、しっかりと収納できる棚を導入することが散らかりがちなキッチンをすっきり見せることができます。例えばこちらの個性的な棚。モダンなデザインですが、野菜を貯蔵するスペースや卵がピッタリはまる穴、中に仕切りのある引き出し式のボックス、メタル製のボトルの蓋が貼りつく棚、ハーブの鉢植をまとめて置けるスペースなど必要なものがすっきりとスタイリッシュに収まりますね。

必要なものだけのコンパクトルーム

シンプルな部屋というと、物がないイメージがありますが、こちらのお宅を見ると、そんな考えが変わるかもしれません。パリのインテリアコーディネーターによるこちらの住まいは、コンパクトスペースに必要なものだけが置かれています。ソファーもミニマル、デスクは壁に埋め込まれているため、足が無くすっきりとしています。ベッドも部屋幅にぴったり。いろいろ物があるようで、実は必要最低限度に収まっているため、コンパクトに見えますね。

壁かけ式家具でシンプルライフ

なるべく部屋に家具を置かないようにすると、自然とすっきりとした空間が出来上がります。そこで活用したいのが、折り畳み式や壁かけ式の家具。例えばこちらのように壁かけの棚が数段ついたシンプルでミニマルなデスクは足元がすっきりとしていて見た目にもコンパクト。北欧のデザイン家具で、お好みでいろいろ形を変えられるユニット式なので、部屋のスペースに合わせてアレンジできるのも魅力的ですね。

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