荒壁とは?土壁について徹底解剖!

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
Raumbeispiele gestaltet mit Lehmspachtelputz oder Lehmfarben von Lesando, Schmiedhaus - Ökologische Baustoffhandel - Lehmputz u.v.m. Schmiedhaus - Ökologische Baustoffhandel - Lehmputz u.v.m. البلد، لقب، الرواق، رواق، &، درج
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荒壁や小舞掻きといった言葉を目や耳にしたことがあるでしょうか。それは、日本の家づくりで古くから取り入れられてきた土壁に関する言葉です。土からなる自然素材の土壁は、木材でなる柱や梁の木造の住まいとの相性もとても魅力的で、また、土壁をワークショップ形式でつくっていく住まいもあります。そこで今回は、荒壁などの土壁づくりの工程と土壁の魅力について徹底解剖していきたいと思います。

土壁の魅力

荒壁や小舞掻きを見ていく前に、土壁の魅力についてまず紹介していきましょう。土壁の魅力としては、室内の湿度を快適に保ってくれる調湿機能、さらには土間のような蓄熱効果が挙げられます。さらには、優れた防火性や空気の清浄効果も持っています。そうした様々な機能性があることはもちろんですが、基本的に地域の土などの素材が用いられることからそれぞれの土地ならではの家づくりができる点、そして環境負荷の小さな自然素材であることも土壁の魅力となるでしょう。

小舞掻き

それでは土壁づくりの工程について見ていきましょう。まずは、何もないところに土で壁を塗っていくことはできないので、土台となる格子が竹を使って編み付けられていきます。この格子部分を「竹小舞(たけこまい)」、この工程のことを「小舞掻き(こまいかき)」と言います。竹小舞以外にも、地域によっては「木小舞」、「葦小舞」もあります。この部分は最終的に土で覆われることになりますが、途中過程の格子が生み出す壁は、光を柔らかく通して魅力的な空間を生み出してくれます。格子については、「格子で落ち着きと安心感のある住まいに!そのデザインがもたらすメリットとは?」も是非参考にしてみて下さい。

荒壁

檜原村・土壁の東屋, info5381 info5381 منازل

竹木舞の上にようやく土が塗られていきます。その土は何重かに重ね塗りされるわけですが、その最初に塗られる土が「荒壁土」と言われ、その壁を「荒壁」と言います。荒壁土は、粒子の大き目の土と藁スサを水で混ぜたものからなります。ワークショップ形式で職人と一緒になって土壁づくりが体験できるのがこの工程までとなります。プランニングなどで家づくりを考えていくだけでなく、実際に家づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

大直し

荒壁を乾燥させると、土が収縮することで壁の表面にひび割れがでてきます。そうしたひび割れを直すために、荒壁土により細かい粒子の砂を加えたものが塗られていくのが次の工程となり、それを「大直し」と言います。この工程は省略されることもありますが、次の中塗りや仕上げの工程を行いやすくするため、大直しによって荒壁をよりきれいで平らな面にしていきます。

中塗り

大直しの上に塗られるのが、「中塗り土」と言われる土で、荒壁土よりも粒子の細かい土と砂、そして藁などからなります。この工程を「中塗り」と言いますが、すでにこの工程が終えたところで表面はきれいな平滑な面に仕上がることから、ここで土壁を完成とすることもあります。中塗りと言われますが、土壁ならではの土の素朴な表情を持っていることから、この後の仕上げの工程を省いて、土の素材感を楽しめるとしてみてはいかがでしょうか。

仕上げ

中塗りの上にようやく仕上げが塗られていきます。漆喰や色のバリエーションも様々な色土などで仕上げられます。全体のインテリアに適した色合いの土壁で仕上げることも難しくないでしょう。また、土壁は職人の手によって仕上げられていくことから、こちらの株式会社 多々良造園が手掛けた住まいのように、独特のタッチで自由に模様や表面の仕上げ方を表現することも可能となります。

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