今回ご紹介するのは、戸建て住宅にあるリビングダイニングルームをインテリアコーディネートしたプロジェクトです。「明るい和モダン」をテーマに、クライアントさんの悩みを上手に解決。家具の配置や小物使いも工夫して、お洒落でくつろげる室内空間に仕上がっています。住まいのリビングやダイニングのインテリアで悩んでいる方にとっては、何か参考となるアイデアが見つかるかもしれません。このプロジェクトを手掛けたのは、埼玉県を拠点に活動している株式会社アートアーク一級建築士事務所です。一体どんな様子になっているのでしょうか?さっそく詳しく見て行きましょう!
クレジット: art arc architects
ロケーションは神奈川県。3階建ての戸建て住宅で暮らしているクライアントさんは、室内のインテリアで特にリビングダイニングルームに悩みがあったということです。解決したいポイントは、家具などの配置について家族みんなが納得するレイアウトにならないこと、そして建具の色がダークブラウンなので家具もその色味に合わせて統一感を持たせたいということでした。そこで建築家は、明るい雰囲気と和モダンスタイルを上手に取り入れて、空間をまとめることに。こちらはダイニングテーブルの様子ですが、家具を買い替えなくても例えばこのようにテーブルクロスをイエローにするだけで空間にアクセントが加わり、ダークブラウンの空間にも違和感なく溶け込みます。
【インテリアスタイルについては、こちらの記事でも紹介しています】
こちらはダイニングとキッチンをのぞんだ様子です。壁に面して置かれている木製の収納棚は、本来靴用のものを利用しています。通常の棚よりも棚板が多く、細かく物を入れられるので実はとても便利なのだそう。また扉も引き戸なので、狭い場所でも開け閉めにスペースを取らなくて済むのもポイントです。部屋の広さに余裕がない時は、ぜひ取り入れてみたいアイデアですね。
▶「住まいの写真」ページでは様々な種類のダイニングを紹介しています。◀
※ダイニングの写真ページ
こちらはダイニングの隣に位置する小上がりの畳スペースです。壁面の引き戸付き収納の隣に置いてあるのは子供たちの勉強用デスクで、ランドセルや教科書もきちんと収納することが可能です。学校の宿題などをする際は、小上がりの畳を椅子代わりに座って取り組むことが出来ます。お母さんがキッチンで食事の支度をしていても、様子が分かる距離感なので、お互い安心ですね。
こちらはお子様用の勉強スペースがある壁面。実は4つの窓が設置されているのですが、カフェカーテンのように手ぬぐいを飾ることで、インテリアにお洒落なアクセントをプラスしています。畳スペースにも素敵なファブリックのクッションを置けばより空間に華やかさが加わります。
こちらはリビングスペースの様子。置き畳を敷いた和モダンのリビングとなっていて、テレビを見ながらゴロリと横になってリラックスすることが可能です。また、畳のグリーンとロールカーテンの黄色によって、ダークブラウンの家具が多い空間でも暗い印象になっていない点が注目ポイント。さらにコーナーにはフェイクグリーンを置いて、リビングにナチュラルな雰囲気をプラスしています。
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