収納力のある頼もしいクローゼット

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池下の家 / House in Ikeshita, 市原忍建築設計事務所 / Shinobu Ichihara Architects 市原忍建築設計事務所 / Shinobu Ichihara Architects غرفة نوم
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そろそろ衣替えの季節ですがみなさんはどうされていますか?最近は夏でもクーラーのきつい部屋で長袖が必要だったり、冬でもダウンジャケットの下には半袖を着たり、何をしまってよいのか迷うこともあると思います。年々ふえる衣服を上手に保管できる頼もしい味方が収納力のあるクローゼット。これさえあれば衣替えも必要なく、四季を通して大好きな服が一目でわかり毎日の服選びが楽しくなります。今回はそのような「収納力のある頼もしいクローゼット」をご紹介したいと思います。

ロフトのクローゼット

こちらはイタリアにあるマンションのベッドルームです。天井の高さを利用してロフトを作り、そこをベッドルームとして使っています。ベッド横に造られたクローゼットですがウォークインクローゼットとしての機能を持ちながら、空間を作る要素として存在感を強くアピールしています。特に、縦格子のラインが天井の低さを感じさせません。躯体が見えるロフトの独特の趣にこの見せる収納が絶妙に調和していますね。

コンパクトなウォークインクローゼット

こちら株式会社アトリエカレラの手掛けた「日並郷の家」に設けられたウォーキングクローゼットです。中にある家具は特別なものではなく引き出しと棚、それからハンガー用のポールで構成されています。下部は引き出しで上部は棚というのが欲しいものを探しやすく、コンパクトながら使い勝手の良さそうなクローゼットです。一番上にある空間は普段は使わないものなどを収納できます。

オープンタイプのウォークインクローゼット

こちらのクローゼットは集合住宅のリフォームに伴い作られました。縦に3つの箱型の収納を並べて部屋のインテリアとしても存在感のあるものになっています。さらに、並行して使えることで機能性も上がります。他の部屋からはクローゼットとして見えないように計画されており、壁の一部に見えます。これだけ収納力があれば衣服だけでなく家にあるものすべてを一か所に片づけることができます。

クローゼットの内側の仕上げ

homify غرفة الملابس

クローゼットはもちろん収納力が大事ですが、内側が写真のような仕上げだったらどうでしょうか?扉を開ける度にこんなかわいい模様が見えるクローゼットなんて、服のコーディネートも一段と楽しくなりそうです。通常は見過ごしがちな何気ない所に少しだけこだわってみると、家に対しての愛着が増すような気がします。

部屋の真中にあるクローゼット

こちらのウォークインクローゼットはオーストリアから。マンションの限られた居住空間の真中に窓のない部屋を作り、そこを回遊するように他の部屋をレイアウトしています。その真中の部屋には写真のようなウォークインクローゼットも設けられていますが、その収納力は抜群です。開いた上部からは照明の演出が可能で、夜間は気分によって青や赤のライトアップができます。

壁で仕切ったクローゼット

こちらは築22年のマンションのリノベーションにおいて、寝室にウォークインクローゼットが設けられました。とはいっても壁で部屋を仕切っただけのシンプルなものです。これだと窓からの光を遮ることなく寝室にも開放感を与えて、クローゼットに収納したものが目に入る煩わしさがありません。そのうえ寝室としての独立性も保てます。機能的にもたっぷり収納することができるのでマンションでの収納場所の計画としては最適ではないでしょうか?
写真: 梅田彩華

クローゼットのコーナーの使い方

クローゼットのコーナー部分というのは使い勝手が悪いもので、スーツケースや、大きくていつも使わないもの等の置き場になりがちです。しかし写真のようなコーナー使いは、奥のものまで手が届きやすくたっぷりと収納できます。開けると自動で着く照明がついているので暗闇でもどこに何があるのかすぐに見つかります。

階段横のオープンなクローゼット

クローゼットとして特別な場所を作るのではなく、自由な発想で収納場所を作った例がこちらの「川越の家」です。株式会社FAR EASTが設計を手掛けました。細長い敷地をスキップフロアでつなぐように計画されたこの家は、無駄なく収納場所が設けられています。衣類を収納するクローゼットは写真のように階段室の壁に作られています。オープンなのでいつもすぐに手に取れて、使い勝手の良いクローゼットです。
写真: Nobumitsu Watanabe

箱型オープンタイプのクローゼット

こちらの開放的な寝室には本住宅のために造られた箱型のクローゼットが置かれています。床や梁の色合いと調和するものなので違和感がありません。あえて扉のないものを置いたことでこの部屋の印象をさらに強くしています。広い空間であればこのようなクローゼットの使い方は逆にすっきり見せることができます。

ウォークスルークローゼット

手前の寝室から奥のバスルームへ続く廊下の壁一面をクローゼットにしたのがこちらです。このタイプはウォークスルークローゼットと言われます。床材と同じ素材を壁にも延ばし、さらにデザイン的にラインを入れて視覚的に床と壁の一体化を強調しています。バスルームの入り口のスライドドアにも木のエレメントを入れましたが格子のように見えるデザインが壁のラインと調和していますね。この収納力抜群でありながら美しさも兼ね備えた内装デザインを手掛けたのはドイツのインテリアデザイナーINTERIORDESIGN ALLMENDINGERです。

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