リノベーションによって得られるメリットを素敵な実例とともにご紹介!

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
光カーテンのある家, スズケン一級建築士事務所/Suzuken Architectural Design Office スズケン一級建築士事務所/Suzuken Architectural Design Office غرفة المعيشة بلاط
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一昔前までは、マイホームを手に入れる手段としては新築が大多数を占めていましたが、近年では中古物件をリノベーションする方法も増えてきました。それでは、そのリノベーションが増加している理由はなんなのでしょうか。今回は、リノベーションによって得られるメリットをスズケン一級建築士事務所の手掛けた素敵な住まいとともにご紹介していきたいと思います。新しくマイホームを考えている方は、是非リノベーションも検討してみてはいかがでしょうか。  

ライフスタイルや好みに合った家づくりができる

ゼロから家をつくっていく新築の場合は、当然それぞれの家族のライフスタイルや好みに合った家づくりを実現することができますが、中古物件をリノベーションする際も、一部制限はありますが、工夫を凝らしていくことで大部分を新築のようにつくっていくことができます。例えば、こちらの住まいは築40年の建物を改修したものですが、1万5千冊という大量の本と共に生活をするために、本棚の中に生活空間を編み込み、その本棚が威圧感を生み出さないように、様々な部分・形で穴が設けられるなどの工夫が考えられています。

写真:畑亮  

中古物件でも新築のような性能や快適な住まいに

築年数の古い一戸建てやマンションとなると、照明や浴室やトイレといった設備をはじめ、窓の断熱性など様々な住居としての性能が低いですが、それをリノベーションすることで新築のような性能、そして快適さを得ることができます。特に、こうした設備の進歩というのは、10年20年が過ぎただけで大きく変わってきますので、省エネをはじめ、様々な機能を付加していくにはリノベーションは適しています。  

物件・立地の選択肢が広がる

リノベーションでの家づくりを考えることによって、中古物件も含めて幅広い物件や立地から敷地の場所を選べることもメリットとなるでしょう。長く住み続けていく住まいにとって、周辺の利便性や安全性といった住環境というのも非常に大切になってきますので、敷地選びの選択肢が広がることは大きな魅力となります。こちらは旧街道沿いに建つ築40年の建物をリノベーションした鍼灸院ですが、木の格子によって人を建物の内に誘い込むといった立地を生かした工夫も考えてみてはいかがでしょうか。

写真:Eugene Makino / united LIGHTs  

工期が短い

新築と比べると、工期が短いこともメリットの1つになります。リノベーションと言っても、どの程度のものかにもよりますが、それでも建物の躯体部分を1から造り上げる必要がないので、施工の手間は少なく済みます。あるいは、こちらのように、増築を含めた住まいのリノベーションも検討することで、既存の建物に住みながらの改修も可能となります。こちらでは既存部分と増築部分の間に一筋の隙間を設けトップライトとすることで、曲線を描く天井とともに新たな空間の特別な印象が生み出されています。

写真:Eugene Makino / united LIGHTs


   

コストを抑えられる

リノベーションの場合、新築と比較すると建設コストを抑えやすいこともメリットとなります。上でも述べたように、躯体を造り上げる必要もありませんし、その他の部分においても既存の建物のものを出来るだけ再利用できることから、材料費をはじめとして建設コストを抑えることができます。また、工期が短いことも人件費の削減につながることになります。こちらの鍼灸院では木を使って通りの人を内に取り込む工夫がなされていますが、全体のコストは抑えられることから、こうしたリノベーションにおいて重要となる部分によりコストも費やして、こだわりの空間をつくり上げることもしてみてはいかがでしょうか。

写真:Eugene Makino / united LIGHTs  

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